<<質問・原題:アリコのリターンズについて>> 質問日:2007/07/07
払い込み保険料の相当額が戻るとのCMですが、HPを見ても
今ひとつ合点がいきません。
投下費用との兼ね合いも鑑み、加入に値する保険なのでしょうか。
(「
教えて!goo保険」より)
<<回答>> 2007/07/08
(ハンドルネーム ucosmos で回答しています。)
アリコ「リターンズ」という商品は、
リターンボーナスが出るまで、契約が継続しなければ(途中解約や死亡があれば)、元は取れない仕組みのようです。
元を取るのも運任せな保険に、余分なお金を長期間払い続けなければならないようです。
私は、「保険というのは保障性」が基本だと思っています。
お金が戻ってくるからおトク、健康ボーナスがあるからおトク、と考えがちですが、その元手は結局 加入者が払っているだけなのです。
平成19年5月6日、朝日新聞朝刊に「保険不払い どう考える」というテーマで3人の識者に話を聞いた記事が掲載されていました。
この中で、田村 祐一郎さん(流通科学大学教授)は、次のように言っています。
・保険の目的はいざというときの保障を買うもので、商品の基本は「掛け捨て」。
・だが、日本人は「何も起きなかったら掛け捨ては損」との意識が強く、保険を「貯蓄の一種」に変質させてきた。
・このことは、リスクに応じて保険を上手に使いこなす能力を身につけることを阻んでしまった。
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*この記事は、「
教えて!goo保険」で私が回答した記事を転記しています。
*ご参考 当ブログ記事:
「重要な情報は小さな字」「医療保険は積立てボーナスがあるとお得?」「わからないものにお金を払ってはいけない」+++ +++
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>・保険の目的はいざというときの保障を買うもので、商品の基本は「掛け捨て」。
・だが、日本人は「何も起きなかったら掛け捨ては損」との意識が強く、保険を「貯蓄の一種」に変質させてきた。
・このことは、リスクに応じて保険を上手に使いこなす能力を身につけることを阻んでしまった。
>>とありますが、いくらなんでも一方的すぎる意見だと思います。
おそらくは戦後からしばらくの間、保険業界の主力商品が養老保険であったことからそのような発言をされたのでしょう。
しかしそれは、政府が行った国民に対する長期貯蓄の奨励が大きな要因です。
また、高度経済成長やオイルショックによる狂乱物価で満期保険金の実質目減りが問題化した1970年代後半には、個人向け定期保険を要望する声が消費者、特に住宅を購入した、結婚したなど死亡保障に必要性が高まった若年者層から上がりました。
そのような背景に触れず、国民が掛け捨て(定期保険)を嫌ったというのはいかがなものかと思います。