平成19年10月5日に、生保各社から発表された保険金等不払い状況。
翌日6日の新聞各紙は、38社合計で、不払い 120万件、910億円、と報じました。
また、生保各社も自社ホームページ(HP)で不払いの状況を発表しました。
そこで、生保各社が自社HPで発表した不払いの件数、金額を集計してみると、38社合計で、109万件、867億円にしかなりません。
10月9日に発売された日経金融新聞に、生保38社各社ごとの不払いの状況が掲載されていたので調べてみると、数字が合致しない原因は、AIGスター生命、マニュライフ生命、大和生命、ウインタートウル・スイス生命、以上4社にあることがわかりました。
特に、AIGスター生命(差額 30億円余)、及びマニュライフ生命(差額 13億円)が大きく数字が違っています。
平成19年10月17日現在、これら4社の各HPで掲載されている不払いデータでは、少なくとも新聞報道の数値と一致せず、実際の不払い件数・金額がわからないようです。
なお、日経金融新聞に掲載された38社不払いの合計は、6日付け新聞各社報道と同じ件数、金額です。
日経金融新聞 自社HP
AIGスター生命 86632件、33億円 579件、1.5億円
マニュライフ生命 49273件、15億円 1616件、2億円
大和(やまと)生命 2730件、0.5億円 1935件、0.1億円
ウィンタートウル・スイス生命 152件、0.1億円 152件、金額不明
○AIGスター生命(平成12年10月に破綻した、旧 千代田生命が前身)
(参考:H12.10.9
千代田生命破綻に関する金融庁長官談話)
日経金融新聞に掲載された、不払い件数・金額は、86632件、33億円。
H19.4.13付け、自社HP掲載の件数・金額は、579件、1.5億円。
日経金融新聞に掲載されている数値は、自社HP掲載数値に比べ、件数は150倍、金額は20倍です。
また、4月13日に発表された資料では、
調査対象となった件数は、288,000件。 そのうち、
86,632件が不払いだとすると、何と30%が不払いになっていることになります。
同社HPでは、トップページに不払いに関するお詫びが掲載されており、
4月13日付け調査結果報告にリンクが張られています。
この調査結果報告を読んだ人は、これが最終報告と誤解するのではないでしょうか。
調査結果報告の中に記載されている、お詫びの文書には「保険事業の根幹をなす保険金等の支払業務におきまして、・・・不手際が生じておりましたことをご契約者様・・・に深くお詫び申し上げます。 当社は、今回の事態を重く受け止めるとともに、・・・」と書かれています。
もし、お詫びの言葉が本物ならば、なぜ、古いデータであろう4月13日付けの調査報告をトップページに掲載したままにおくのか?? なぜ、不払い件数・金額は、86632件、33億円と掲載しないのでしょうか? 隠したいから?
次回は、マニュライフ生命以下3社について書いていきます。
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