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秋桜児

Author:秋桜児
初めて生命保険を契約してから○十年。
営業員に勧められるがままに保険契約してはいけないと分かってから、○年。
自分の二の舞になって欲しくないと願っている、妻子持ちの中年サラリーマン。



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前回に引き続き、新聞報道による不払いデータと自社HPに掲載の不払いデータに違いのある、マニュライフ生命以下3社について書いていきます。

○マニュライフ生命(平成12年5月に破綻した、旧 第百生命が前身)
(参考: H12.5.31第百生命破綻に関する金融監督庁長官談話

日経金融新聞に掲載された、不払い件数・金額は、49273件、15億円。
H19.4.13付け、自社HP掲載の件数・金額は、1616件、2億円。
 日経金融新聞に掲載されている数値は、自社HP掲載数値に比べ、件数は30倍、金額は7倍です。

また、4月13日に発表された不払い調査報告では、調査対象となった件数は、196,749件
そのうち、49,273件が不払いだとすると、何と25%が不払いになっていることになります。

同社のHPには、他社のようにトップページにお詫びの文書はありません。
「プレスリリーズ」欄に4月13日付けの不払い調査報告記事(平成19年10月20日現在、4月13日付け報告が自社HP掲載記事では最新版)が掲載されています。
この不払い調査報告記事の中にまで、
「マニュライフ生命保険株式会社 (「マニュライフ生命」) は、マニュライフ・ファイナンシャル社のグループ企業で、世界的な格付け会社スタンダード&プアーズ社から、最高位の格付けである「AAA」を取得しています(2007 年3 月末現在)。」 と記載されています。

この格付AAA評価はカナダにあるマニュライフ本部が受けた評価なのか、日本法人であるマニュライフ生命が受けた評価なのかはわかりません。

また、不払い記事にまで格付評価を書いているのは、不払いはしているけれど評価が高いから安心してと言いたいのか、あるいは、たとえ格付評価は高くても信頼に値するとは限らないと言いたいのかはわかりません。

いわば懺悔するような文書に、こんな格付評価を書くよりも、一般消費者に向けて、不払いの状況をきちんと説明していくことのほうがずっと大事ではないでしょうか。

なぜ、自社HPに不払い件数・金額は、49273件、15億円であると書かないのでしょうかか。 隠したいから?

○大和生命(大和生命は、創立明治44年の生命保険会社。大正生命(H12年8月破綻)から移行したあざみ生命と合併)
(参考:平成12.8.28 大正生命破綻に関する金融庁長官談話

日経金融新聞に掲載された、不払い件数・金額は、2730件、0.5億円。
 H19.10.5付け、自社HP掲載の件数・金額は、1935件、0.1億円。

ただ、調査完了見込み時期は11月末でありながら、10月5日付けにて調査進行状況を発表したのは、4月13日以降の状況を発表しない生保よりは評価できます。

参考までに、格付投資情報センター(R&I)が行った、保険金支払い能力に対する格付けでは、平成19年9月30日現在、同社は
「B:保険金支払能力に問題があり、絶えず注意すべき要素がある。」との評価を受けています。

自社HPに、不払い件数・金額は、2730件、0.5億円と書けないのは、このような格付状況と関連はないとは思いますが・・・。

○ウインタートウル・スイス生命(平成18年4月 クレディ・スイス生命からウインタートウル・スイス生命に名称変更。)

日経金融新聞に掲載された、不払い件数・金額は、152件、0.1億円。
 H19.10.5付け、自社HP掲載の件数・金額は、152件、金額不明。

 なぜ、不払い件数・金額は、152件、0.1億円と書けない?
たいした額ではないから金額を書くには及ばない、という認識なのでしょうか?

この保険会社は幾多の変遷を経てきているようです。親会社がいくつも変わっています。
昭和60年(1985年) エクイタブル生命(米国・エクイタブル社 100%出資)
 → 平成4(1992)年   ニコス生命(日本信販(ニコス)出資)
 → 平成12(2000)年   クレディ・スイス生命(ウィンタートウル・ライフ社 出資)
 → 平成18(2006)年   ウィンタートウル・スイス生命に社名変更(出資者変更なし)
 → 平成18年12月   AXAがウィンタートウル・スイス生命に100%出資
 → 平成19(2007)年   アクサ・ジャパン・ホールディングが100%出資
 → 平成20(2008)年初旬めど アクサ フィナンシャル生命に社名変更予定。
    (金融機関を通じた保険窓口販売の専門会社となる)

 この会社の保険契約者は、幾多の社名変更に付き合わされて大変でしょう。


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