高度障害保険金とは、疾病または傷害により両眼の視力を全く永久に失ったり、言語またはそしゃく機能を全く永久に失った場合など、約款に定められた所定の障害状態になった時に死亡保険金と同額が支払われるという保険金です。(
「生命保険の基礎知識−高度障害条項」)
この高度障害保険金の給付判定について書かれた、たくみさんという方の記事です。
(
「保険クリニック裏病棟-高度保険金請求」)
そもそも高度障害保険金請求の事例が少ないのでしょうが、高度障害保険金の保険金請求をした人が、上半身がピクリと動くだけで、その上半身の状態のみを調査対象とされ、保険会社から高度障害保険金請求拒絶の判定をされたというものです。
結局、この判定を受けた人は弁護士をたてて高度障害保険金を受け取ったということです。
これはたくみさんがかつて所属していた保険会社での、過去のできごとですが、他の保険会社で今絶対起こりえないと言い切れるでしょうか。
もし、そう言い切れる会社であれば、その会社は昨年平成19年に話題になった
“保険金の不払い”など起こしていないでしょう。
保険に勧誘する時には、「死亡時だけではなく、高度障害になった時にも役立つんですよ」などというセールストークを使って加入させたであろうに、いざ支払うときにはこんな実態があるようです。
保険会社は営利企業です。したがって、自社の利益の最大化を図ることが正義です。これはどんなキレイごとを言おうが事実でしょう。
保険会社にとって利益の最大化を図るには、保険料収入を最大化し、保険金支出を最小化することが至極有効です。
保険料収入を最大化するために、“わからない奴”を使って“もっとわからない奴”を探して保険を売って来させたり(
「生命保険の罠」 参照)、また、保険金支出を最小化するため、たくみさんが書いた事例のようなことをしたりしてきたのでしょう。
今回ご紹介したたくみさんの記事から私たちが学ぶべきことは、
保険営業員の言うことを鵜呑みにしないこと、そして、
保険会社の言うことを鵜呑みにしないこと、ということではないでしょうか。まずは、自分の頭で考えてみるということだと思います。
基本的に保険会社・保険営業員の第一の目的は、自己の利益の最大化です。
彼らはボランティアで保険業をしているわけではありません。
客の利益も無条件で考えてくれる営業員に出会える可能性も極稀にあるかもしれませんが、そのようなことは、ほぼ無いに等しいと考えるのが無難だと思います。
(客の利益も考えてくれるだろうと思い当たる営業員も何人かいますが、保険営業員全体からみたら、極々一部だと思います。)
「保険のことはよくわからないから、営業員にお任せ」という方は、
「俎板の上の鯉」、「
私のお金をあなたの自由に使ってよい」と言っているのと同じだと考えてまず間違いないと思います。 これでは、保険営業員の思う壺です。
自分にとってビッタリの保険に巡り合うこともできないでしょう。
気を付けましょう。
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