時々、インターネットの「教えてください」コーナーに回答したりしていますが、そこで相談者からのこのような質問に出会うことがあります。
「オススメの保険は?」
保険会社が発売している商品をみると、たくさんありすぎて一体どれが良いのか見当もつかない。
それで、おもわず聞いてしまうのだと思います。
保険の場合は、レストランで何を食べたら良いか分からない時に、「オススメ料理は?」と聞くのとは違います。
レストランでなら、結果がすぐ出ます。
出されたオススメ料理が不味ければ、二度と行かなければ済みます。損失はせいぜい数千円で済みます。
しかし、保険の場合は、10年以上も保険料を支払った後でないと、100万円以上も支払った後でないと、失敗したことがわからないことがあります。
レストランとは桁が違うのです。
「オススメの保険は?」と聞いたときに、レストランで出す料理の如く、いきなり「オススメはこの商品です。」などという営業員からは加入してはいけません。客の希望がわからないうちに、「オススメ」なんて分かるはずがありません。そんな「オススメ」は、営業員自身が手数料をたくさんもらえると言う理由で、単に「オススメ」したいだけの商品に過ぎません。
保険を難しいと思っているあなたが悪いのではありません。
保険選びのポイント(キモ)が分かっていないだけなのです。
何のために保険に加入しよう思っているのですか?
「遺族保障のため。」
「入院保障のため。」
いつまで保障が必要ですか?
「子供が成人するまで」
「自分が定年退職するまで」
どのくらいの保障が必要ですか?
「遺族年金制度を踏まえれば・・・くらい」
「高額療養費制度を踏まえれば・・・くらい」
保険選びを、「保険商品選び」から始めようとしてしまうから、商品種類の多さに途方にくれてしまうだけなのです。
保険商品はたくさんあるように見えても、保険の種類は実はそんなに多くないのです。
一定期間保障があるもの。
一生涯保障があるもの。
亡くなった時にお金がでるもの。
入院した時にお金がでるもの。
主なものを挙げればこんなところです。
保険営業員も、客に提示するのはまず具体的商品から。
手間を掛けずに売りたいから?
だから客はわからないだけなのです。枝葉末節から先に提示されてしまうから。
だから「保険は難しい」と思ってしまうだけなのです。
イマサマ保険営業員なら、きっと客がよくわかってもらわないほうが都合が良いのでしょう。
「この保険では、今の私には過剰な保障ではないですか? 」などと問い詰められずに済みますから。楽をさせてもらえますから。
けれど、本当は、これでは客も営業員も共に不幸です。
客はよくわからないまま、お金をドブに捨てるような保険に加入し、営業員は客に問い詰められないから、いつまでたってもプロになれない。だから全体的に営業員の社会的な地位も向上しない。
「某国では保険媒介人の地位が高い」などと言う営業員がいますが、その某国とは保険媒介人の意識が違うのでしょう。
保険営業員は、もし自分の地位を向上させたかったら、客に全うな情報(メリットもデメリットも)を提供し、客の知識を向上させ、それを上回る知識と知恵と経験で客を感動させられるくらいの技量を示さなければ、誰が営業員を尊敬するでしょう。どうして地位が高くなるでしょう。
客の知識不足を利用して漠然とした不安を煽るだけのごまかしの営業から抜け出さない限り一生プロになどなれないでしょう。
地位の向上など夢のまた夢。「某国では保険媒介人は・・・」などと一生恨み言を言い続けることになることでしょう。
そして、私たち消費者は、
そんな悲しい営業員からは、
自分を不安に陥れることしかしないイカサマ営業員からは、
保険加入してはいけません。
大手生保だろうと広告で名の通った生保であろうと、イカサマはいます。
そして、私たち消費者は、「オススメの保険は?」と聞いたときに提案された商品に対し、「なぜそれがオススメなの?」とツッコミが言える賢い消費者になりましょう。
簡単です。「キモ」さえ押さえれば良いのです。
「キモ」を押さえても、なおわからない保険商品には加入しなければ良いのです。
このブログが、その「キモ」を押さえる一助になれれば大変うれしく思います。
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