かんぽ生命「ながいきくん(おたのしみ型)」は解約すべきか?(58歳、女性)
<<質問・原題:かんぽ生命 新ながいきくん>>
質問日:2008/08/30
かんぽ生命 新ながいきくん(おたのしみ型)に先月の7月上旬に加入した58歳女性です。解約した方が良いのか迷っています。また、医療保険でお勧め商品がございましたらアドバイスお願い致します。
新ながいきくん(おたのしみ型)
58歳 女性 ・70歳払込済・払込期間12年
死亡保障・・・300万円、 災害特約・・・300万円
無配当疾病傷害特約・・・300万円
質問日:2008/08/30
かんぽ生命 新ながいきくん(おたのしみ型)に先月の7月上旬に加入した58歳女性です。解約した方が良いのか迷っています。また、医療保険でお勧め商品がございましたらアドバイスお願い致します。
新ながいきくん(おたのしみ型)
58歳 女性 ・70歳払込済・払込期間12年
死亡保障・・・300万円、 災害特約・・・300万円
無配当疾病傷害特約・・・300万円
残りの11年間を一括払いしたとしても、3,862,860円支払わなくてはなりません。
総支払保険料は、
368,922円+3,862,860円=4,231,782円です。
死亡時に戻ってくる最低限の金額は、
死亡保障300万円+災害特約返戻金=約300万です。
総支払保険料の方がはるかに多いんです。
CMでも放送されていますように、2008年7月2日より「かんぽ生命 入院特約 その日から」 が新登場になりました。それで加入してしまったんです。
実は、2008年7月2日よりも以前の商品の見積を持っておりまして、この保険に加入後、たまたま比較しましたら、以前の商品はプラスになって戻ってきたんです。
今解約すると、7月と8月分の保険料を差し引いて、支払った保険料が戻ってくるとのことです。
解約すると損をしていまいますが、このまま契約しておく方がもっと(100万円近く)損をするように思います。
解約した方がよいですか? それとも解約しない方がよいですか?
解約して、新たな商品に入る方が賢明でしょうか?
<<回答 >> 2008/08/30
(ハンドルネーム ucosmos で回答しています。)
平成20年7月1日以前の商品(「ながいきくん」)は、「疾病傷害入院特約」を付けていると数十年後には「還付金」があったようですね。
ながいきくん−保険選びネット
また、同商品の入院給付金は、5日目からの支給だったようです。
しかし、「 7月2日以降の商品は、入院1日目から給付金が支給される。お得。
それに加えて、もし以前と同じように「還付金」があれば、「還付金」と死亡保険金を加えれば、払い込んだ保険料以上にお金が戻ってくる。お得だ。」
こんな勘違いで、新しい「ながいきくん(おたのしみ型)」に加入してしまったのですね。
しかし実際には、入院1日目から入院給付金が支給されるが、新商品には「疾病傷害入院特約」に「還付金」がなくなっている。
「総支払保険料の方がはるかに多い」。どうしよう・・・。ということのようです。
そこで、今後どうしたらよいか、一つの提案です。
●今回の加入動機の一つが、「払い込んだ以上にお金が戻ってくるから」ということのようですから、そうでない以上、解約したら如何でしょう。
●また、相談者さんは58歳です。一般的に保険料は割高となってくる年代です。
もし、12年間にかんぽ生命に払い込む保険料総額430万円ほどの手持ち資金(貯蓄)を既にお持ちであるならば、わざわざ保険加入などせず、何かあった時に備えるのは、貯蓄で対応されたら如何でしょうか。
かんぽ生命は解約したら如何でしょうか。
●貯蓄430万円を、死亡保障用に300万円、医療保障用に130万円を充てると仮定してみてください。
万一のことがあった時のために、貯蓄のうちから300万円を葬儀代等に充てる。
残り130万円という金額は、入院1日5000円の保障にして、5000円×260日分。
つまり、保険料を全く払うことなく、貯蓄を持ち続けているだけで、
一生涯の300万円死亡保障、一生涯で260日分(9ヶ月弱 連続入院分保障相当)の医療保障との両方を持っているのと同じです。
また、貯蓄430万円に色が付いているわけではありませんので、保障の内訳は自由に変えられます。
例えば、葬儀代等(死亡保障)は200万円で良いとすれば、医療保障用に230万円(入院460日分保障相当)となります。
入院しなければ、ずっとお元気なら、貯蓄は利息が増えていくばかり。減ることはありません。 如何ですか?
社会保障制度の一つである、高額療養費制度により、入院費負担はそんなに多くありませんよ。実際に病院へ支払う入院費負担は月10万円程度です。
70歳未満 高額療養費-日本経済新聞-医療保険
70歳以上 高額療養費-日本経済新聞-医療保険-
さらに、75歳以上の医療費自己負担は1割、医療費・介護費の自己負担限度額が年間30万円〜40万円程度です。
長寿医療制度−厚生労働省
高額医療・高額介護合算制度−厚生労働省
●保険に加入するということ(保険契約すること)は、
加入者からすると、何かあったら契約で決められたお金(保険金)を払ってもらう契約を結ぶということです。
保険会社からすれば、加入者からもらった保険料のうちから、何かあったらいつでも支払う準備をしています。手間をかけています。そのための経費をかけています。
したがって、保険に加入するということは、基本的に、保険料タダにはならないのです。
したがって、何もなければ「総支払保険料の方がはるかに多いんです。」という状態が一般的なのです。
なので、保障してもらおうとする金額と同程度の手持ち資金を持っているならば、わざわざ保険会社に手間賃を払って、保険に加入する必要はないのではないか、
というのが私の意見です。
平成20年7月1日以前の商品で、「疾病傷害入院特約」に「還付金」が戻ってきたのは、単に割高な保険料を払っていただけだと思います。
それに、戻ってくる金額が払い込んだ以上になるのは、「死亡保険金」の金額も加えてのこと。
相談者さんが現世で「お得感」を味わえるわけではありません。
● 参考までに、シンプルで割安な他の保険商品で、似たような保障を作ってみます。
(58歳、女性)
(1)300万円の死亡保障(但し、保障期間は70歳まで)
オリックス生命・ファインセーブ
この商品で、月額保険料 1647円(70歳までで総額24万円)
(2)入院1日5千円、1回の入院で120日まで保障の医療保険(但し、終身払い)
ピーシーエー生命・メディスマート
この商品で、月額保険料 3850円(70歳までの保険料総額55万円。80歳までだと102万円。)
上記2つの保障(業界でも最安クラス保険料の保険)で、70歳までの総額保険料は、約80万円。
+++ +++
*この記事は、「教えて!goo保険」で私が回答した記事を転載しています。
*質問及び回答内容で、一部省略・変更・追加を加えた箇所があります。
*(H24.2.26追記)ピーシーエー生命は、2010年(H22年)2月15日から新規契約の取扱いを休止。
+++ +++
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Comment
果たして?そうでしょうか。
回答は偏った考えに思えます。基本料だけであれば300万掛けませんし、後期高齢の75歳時に特約のみ解約するのも悪くありません。ある程度、余裕があるから加入したのではないでしょうか。一生涯4500円、限度300万迄、災害、倍額保障、障害保障、死亡保険金等がついて。病気制限無し。他社は、入院は80歳で終わり。手続きも電話、ネット。不便ですよ。人が来て手続き出来る保険会社は安心です。更に、貯金は死亡すれば相続です。何処の金融機関も大変です。現金にならないことも多いですね。最近は。保険は名前ひとつで残せます。また、法定相続人数*500万まで控除されますよ。高額医療費があるからいらないは、如何なものでしょうか。保険外は対象外ですし、月を跨ると対象ならないことも多々ありますよ。短絡的判断せず結論をだして下さい。
Re:果たして?そうでしょうか。
織田 謙太郎さん
コメントありがとうございます。
私は、「保険はよく考えて契約する」、「保険の利用は最低限に」というスタンスで、このブログを書いています。
ですので、私の考えは、そのような方向に偏っています。
この質問者さんの質問内容から、かんぽ生命の商品を契約したのは、「貯蓄代わり」となることを期待していたと思われます。
しかし、「どうも、貯蓄としては役に立ちそうもない。どうしよう?」
という質問内容です。
この質問に対して、手持ち金(現金、銀行預金)は、民間保険の利用の必要性を低減させる、ということを質問者さんに伝えたかったのです。
保障という観点でみても、58歳という年齢を考え、払い込む保険料と保障を受ける額のバランスを考慮すると、
「何も、保険にそんなにお金をつぎ込まなくてもよいのではないか」という回答をしたものです。
「入院費の支払に貯蓄を取り崩すのは損?」
http://ucosmos.blog95.fc2.com/blog-entry-269.html
「なぜそんなに民間保険を契約したいのですか?」
http://ucosmos.blog95.fc2.com/blog-entry-330.html
民間保険に依存しなければ、個人の生活が成り立たないような社会保障水準になってしまったら、所得格差はドンドン広がってしまいます。
私は、このような社会を望みませんし、また、現在は、そのような社会保障水準でもないと思っています。
保険は相続税対策にもなるというコメントもありました。
保険商品を相続税対策に利用しようとする人は、相続税の課税対象になるほどの資産をお持ちの方です。もしかしたら、この質問者さんも該当するかもしれません。
しかし、保険商品を相続税対策に利用する目的なら、特約は余分ですし、ましてや生存給付金がある「おたのしみ型」を契約すること自体不可解です。
織田さんは、どのような立場の方かは存じませんが、もし保険営業員でしたら、明らかに私のスタンスとは異なります。
最後に、かんぽ生命の商品は、おおよそ同条件で他社と比較しても、決して割安ではありません。
http://ucosmos.blog95.fc2.com/blog-entry-213.html
コメントありがとうございます。
私は、「保険はよく考えて契約する」、「保険の利用は最低限に」というスタンスで、このブログを書いています。
ですので、私の考えは、そのような方向に偏っています。
この質問者さんの質問内容から、かんぽ生命の商品を契約したのは、「貯蓄代わり」となることを期待していたと思われます。
しかし、「どうも、貯蓄としては役に立ちそうもない。どうしよう?」
という質問内容です。
この質問に対して、手持ち金(現金、銀行預金)は、民間保険の利用の必要性を低減させる、ということを質問者さんに伝えたかったのです。
保障という観点でみても、58歳という年齢を考え、払い込む保険料と保障を受ける額のバランスを考慮すると、
「何も、保険にそんなにお金をつぎ込まなくてもよいのではないか」という回答をしたものです。
「入院費の支払に貯蓄を取り崩すのは損?」
http://ucosmos.blog95.fc2.com/blog-entry-269.html
「なぜそんなに民間保険を契約したいのですか?」
http://ucosmos.blog95.fc2.com/blog-entry-330.html
民間保険に依存しなければ、個人の生活が成り立たないような社会保障水準になってしまったら、所得格差はドンドン広がってしまいます。
私は、このような社会を望みませんし、また、現在は、そのような社会保障水準でもないと思っています。
保険は相続税対策にもなるというコメントもありました。
保険商品を相続税対策に利用しようとする人は、相続税の課税対象になるほどの資産をお持ちの方です。もしかしたら、この質問者さんも該当するかもしれません。
しかし、保険商品を相続税対策に利用する目的なら、特約は余分ですし、ましてや生存給付金がある「おたのしみ型」を契約すること自体不可解です。
織田さんは、どのような立場の方かは存じませんが、もし保険営業員でしたら、明らかに私のスタンスとは異なります。
最後に、かんぽ生命の商品は、おおよそ同条件で他社と比較しても、決して割安ではありません。
http://ucosmos.blog95.fc2.com/blog-entry-213.html
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