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公的年金財政破綻のウソ

マスコミや政党のネガティブキャンペーンなどにより、公的年金財政の破綻が懸念されています。

週刊東洋経済 2009/10/31号では、巷で盛んに喧伝されている「公的年金財政の破綻」が間違いであることが書かれています。これから本格的な少子高齢化社会となっても、公的年金は破綻しない。

破綻しない根拠として、政党や新聞社などが挙げている「年金破綻論」を6つ取り上げ、その間違いの構造を解析しています。(72ページ~83ページ)

(1)経済前提が甘いから破綻する
 →年金破綻などする前に日本経済が破綻してしまうような前提(今後100年間、経済成長率がマイナス1.2%となる前提)を元に、試算した結果である。

(2)世代間不公平がある
 →過去に大幅な経済成長(所得水準向上)があれば、負担と給付には必ず差が出る。

(3)公的年金は債務超過している
 →現行の公的年金は資産と債務がバランスしている。

(4)積立方式に移行すべき
 →民間保険と同じ積立方式(自分が積み立てたお金を自分がもらう)では、経済変動リスクに弱く、「老後の所得保障」として脆弱。また、他にも問題が多く、現実的な移行プランは存在しない。

(5)未納の増加で破綻する
 →未納自体は問題だが、年金財政への影響は小さい。未納者には将来、年金が支払われないため、影響は小さい。

(6)基礎年金の税方式化
 →移行措置や巨額の財源確保などハードルだらけ。家計は負担増、企業は負担が減るだけ。

また、公的年金は、老後保障だけではありません。
公的年金には、一家の大黒柱が亡くなった時の遺族保障、病気や事故で一定の障害を負ったときの傷害保障も含まれています。

公的年金が当てにならないから、年金納付はやめて民間保険に加入する、という人もいるかもしれません。

公的年金の保障内容と似た保障を民間保険で受けようとしたら、どれほどの保険料が必要かを、週刊東洋経済2009/10/31号(61ページ)で試算していました。
国民年金保険料14,660円に対して、民間生命保険保険料31,753円
当然ではありますが、民間生命保険会社は営利企業です。払った保険料の全額が保障に充てられるわけではありません。保険会社の経費が差し引かれます。生命保険商品によっては、経費率が6割以上になる商品(支払保険料のうち"保障"に充てられるのは4割未満)もあるようです。

これでも、優秀な制度である公的年金を当てにせず、民間保険のみで保障を得ますか?
やはり、主役は公的保障。民間生命保険商品は脇役なのです。主役より前に出るものではないのです。

<週刊東洋経済 2009/10/31号 年金記事について取り上げたブログ>
現役保険営業マンの「生命保険徒然日記」
The企業年金BLOG


☆当ブログ 関連記事(H24.12.31加筆)☆
「社会保障制度のチカラ」
「国民年金の威力」
「民間保険の公平と公的保険の公平」
「なぜそんなに民間保険を契約したいのですか?」
「そもそも生命保険って必要なの?」
「お得な保険を教えて」

「主役は健康保険(公的医療保険)」
「医療保険はどれほど必要なのか?(2)-社会保障制度を踏まえて- 」
「かかる医療費。かける医療費。」

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(赤い文字で書かれたものは本記事に関連が深いカテゴリーです。橙色で書かれたものは、その次に関連があるカテゴリー。)
関連記事

Comment

こんばんは。
記事本文でリンクを貼っていただきありがとうございます。

さて、公的年金制度については随分と無責任な批判・攻撃がなされてきた結果、根拠なき不信がなかなか拭い去れない状態にあると思います。

TV・新聞等のマスコミ、年金を知らない経済学者等の暴論と、それを鵜呑みにしてセールストークを展開する一部の保険営業マンに惑わされることのないよう、年金制度に対する誤解を解いていただきたいものです。

現役保険営業マンさん

コメント有難うございます。
公的年金は、これからも国民から信頼されるものであってほしいと願っています。

お疲れ様です!

すごく面白いブログですねっ! これからも頑張って下さい!

生命保険の仕組み さん

応援有難うございます。
今後とも当ブログをご愛顧いただけますよう。

■鳩山予算案 恒久財源なき公約危うい-来年の大学受験生はだれも合格せずとマスコミが言い?!

こんにちは。過去に自民党に対しても、愚かな批判を繰り返してきた、マスコミが鳩山予算案について、また愚かなことを言っています。全く仰るとおりです。マスコミのいうことに操られている人が多い中、このブログの管理人のようなかたがいらっしゃることは、心強いです。ところで、日本は、実は財源的にはかなり恵まれています。このようなマスコミにのせられている、今の日本は、一昔前の私の同級生の女の子の家庭のようです。この女の子、医大を受験しましたが、受験直後に涙をためて、「落ちた」と語っていました。しかし、現実にはトップ合格です。とにかく、日本は財政的に問題があるという考え方は、完全に間違いでこれは、10年以上前から、リチャード・クー氏がバランス・シート不況として語っていたことです。なお、当時クー氏が、周りの人にBS不況について、話をして理解を示してくれた人は、麻生太郎、亀井静香、中曽根康夫の三氏のみだったそうです。最近では、経済評論家の三橋貴明さんが、本当にわかりやすく解説しています。ここに書くと本当に長くなってしまいます。私のブログもこれをわかっていただきたく、相当長くなってしまいしましたが、他意はありません。詳細につきましては、ここに書くと本当に長くなってしまいますので、是非私のブログをご覧になってください。

Re:■鳩山予算案 恒久財源なき公約危うい-来年の大学受験生はだれも合格せずとマスコミが言い?!

yutakarlsonさん

コメント有難うございます。
貴ブログ拝見いたしました。

マスコミのいうことを鵜呑みにするのではなく、
自分の頭で考えることが大事なのだ、ということですね。

「犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛むとニュースになる」

本当は「犬が人を噛んで」いるだけなのに、この角度から見ると「人が犬を噛んで」いるように見えるなどと、無理やり見みせようとする。
マスコミは、そんなところがあるのでしょうか。

質問

①民間で掛かる経費は、国が運営しても掛かると思います。寧ろ利潤を追求する民間の方が経費削減にはシビアです。社会保険庁が独立させられたのは、何故ですか?

②若い世代が就職すらままならない、自分が食べていくのがやっとの現状です。人口減少だけでなく払えない若い世代も増えていると思いますがそれでも支えられるものなのでしょうか?
③雇用形態が様変わりしていると思います。多くの労働者が厚生年金ではなく、国民年金にしか入れません。正社員労働者と同じ仕事をしながら、個人事業主としての派遣です。それが自営の実態です。老齢化したときには、雇用がない上に国民年金だけでは生活が出来ません。
破綻以前に、前提となる国民年金、厚生年金の考え方がもう、通用しなくなっていると思いますが、年金制度は有効だと言えるのでしょうか?

デジコムさん

コメント有難うございます。

国民に対して責任を持つのは国の役目だと思います。
少なくとも、現在、現役をリタイアした人たちが、凡そ恙無く暮らせているのは、国の年金制度があるからです。

少なくとも民間会社は国民に対して責任は持ちません。
民間保険会社は、販売を優先したあまり、「経費節減」に熱心なあまり?「不払い問題」を起こしました。
http://ucosmos.blog95.fc2.com/blog-entry-148.html
保険契約者に対しての責任を果たせませんでした。

現在の年金制度も、将来の世の中の変化に応じて制度の見直しは必要でしょう。
しかし、民間会社が社会保険制度に取って代われるものではありません。
民間会社が"現物給付"を行うことは不可能だからです。
民間会社はあくまでも"現金給付"しかできないからです。

契約者が積み立てた年金額は100万円だけど、物価が上がって年金受給者が生活できないだろうからといって、生活できるレベルまで給付額を引き上げましょう、などということは、民間会社では決してできません。
民間会社は、あくまでも国の制度を補完するものにしかなりえないと思います。

あくまでも私たちの老後は、国の年金制度が主体になる必要があります。

今後、新政権のもとで、年金制度が議論されていくことでしょう。
世の中の変化に応じて、また、さらに持続性のある年金制度になっていく方向で、議論が進んでいくことを望んでいます。

国民が覚醒しないと・・・

ネットサーフィン中にこちらに来ました。
とても冷静な意見だと思いますが、日本がアメリカの属国である(副島隆彦氏の昔からおっしゃる持論)ことを思うと、やはりこの国の制度は米国に召し上げられてしまいかねません。マスコミを通じて国民を洗脳し続けてるのですから、ごく普通の国民はコロッと騙され続けます。現に郵貯資金を守る行動に出た議員たちを血祭りにあげたのは、マスコミをコントロール材料に使った小泉・竹中路線の人たちです。郵貯を寸前で守れましたが、「彼ら」はあきれめでません。現に小沢氏を寸前で守れたのは、亀井大臣の「郵貯資金を米国債への投資比重を高める・・」の苦渋の判断後のことでした。
年金財政も本当のところは、どうなのかが公表されているとおりなのか、年金官僚が殺害されたことも、釈然としません。年金資金も郵貯同様に米国に召し上げられることはないのか。既に運用で取り返しのつかないことをしていないのか・・。
気になります。

ブルーインパルスさん

当ブログを訪問いただき、また、コメントをいただき有難うございます。

国民がもっと国の政策に注意を払って、必要な声をあげていく、ということが大事ですね。

年金制度の改革も、国民全てが全く痛みを伴わない、ということは無いような気がします。
私たちの子供たちの将来も考えて、今働いている私たちがどれだけの痛みなら許容できるのか、ということも考慮する必要があると考えています。


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秋桜児

Author:秋桜児
初めて生命保険を契約してから○十年。
営業員に勧められるがままに保険契約してはいけないと分かってから、○年。
自分の二の舞になって欲しくないと願っている、妻子持ちの中年サラリーマン。
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