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第一生命、不払い隠し2万件超

平成22年(2010年)3月28日のasahi.comに「第一生命、不払い隠し2万件超 金融庁に内部告発」という記事が掲載されていました。
asahi.com>ライフ>医療・健康>生命保険特集>ニュース>記事)
(asahi.com> ニュース>ビジネス・経済>金融・財政>記事

平成19年(2007年)2月、第一生命はじめ生保38社は、金融庁から過去5年分の不払い調査を命じられました。この調査の結果、調査対象生保38社の不払いは、131万件、964億円。このうち、第一生命は同年10月、不払い件数は約7万件、不払い金額は約190億円であったと発表しました。
この不払い金額は、調査対象生保の中で最も高額でした。(*1)

平成22年(2010年)3月28日のasahi.comの記事は、
平成19年2月から行った調査の中で、病院で治療を受けて保険金を請求した契約者が、過去に別の病院で治療を受けていた事例について、保険金を払える可能性があるにもかかわらず、個別の請求案内はしなかった、という内部告発があったというものです。

これに対して、同日第一生命は、自社ホームページに「本日の一部報道について」というコメントを載せました。
これによりますと、「大量の保険金不払いを隠している、また、支払える可能性が高い案件を少なくとも2万件以上、数十億円分を把握していたといった事実はない」、「弁護士から「違法性は認められない」との所見をもらっている」と書いています。
(平成22年4月3日時点では、第一生命ホームページにこのコメントは掲載されていませんでした。)

私は、第一生命のコメントを読み、朝日新聞記事に反論しているように見せながら、実は、同記事とすれ違いのコメントをしているに過ぎない、と感じました。
つまり、第一生命は、朝日新聞記事には反論しない-あるいは、事実があるので反論できない-のではないかと感じました。

○朝日新聞記事:診断書に他病院の治療記録がある案件で個別の請求案内をしなかった。
●第一生命コメント:大量の保険金不払いを隠している、また、支払える可能性が高い案件を少なくとも2万件以上、数十億円分を把握していたといった事実はない
 →「不払い」を「隠していない」としているが、「請求案内漏れ」がなかったとは書いていない。
 →また、「隠している事実はない」としているが、「公表しなかった事実がない」とは書いていない。
 →「支払える可能性」は調査してみなければわからないので、「可能性が高い」と断言できる事実はないだけ。
          
●第一生命コメント:弁護士から「違法性はない」との所見をもらっている
 →保険会社が「請求案内」をするのは、法的義務ではない。
  だから「請求案内漏れ」があったとしても、直ちに違法であるとは言えない。
  しかし、「保険会社としての姿勢に問題がない」と言う所見をもらっているとは書いていない。

第一生命は、平成22年4月1日に相互会社から株式会社になりました。相互会社時代に貯まった膿をきれいに出し尽くし、真に生まれ変わったと言われる会社になることを望みます。


---2010/3/28第一生命「本日の一部報道について」---
本日、当社の保険金等のお支払いに関し、「大量の保険金不払いを幹部が隠している」旨の内部告発があったとの報道がなされました。大量の保険金不払いを隠している、また、支払える可能性が高い案件を少なくとも2万件以上、数十億円分を把握していたといった事実は一切ございません。

 当社では、これまで、「保険金などのお支払いについて(冊子)」、「保険金・給付金などをもれなくご請求いただくために(注意喚起チラシ)」を配付することに加え、毎年送付させていただいている「生涯設計レポート」に連動して営業職員による総訪問活動を行うことにより、幅広く請求勧奨をさせていただいております。

 加えて、平成19年度に「支払情報統合システム」を構築のうえ、テキストデータ化した診断書情報と約4,500種類(類義語・略語を含めると 19,000語)の医学的用語を突合せること等で、各支払事由に該当する可能性があると判断される事案を網羅的かつ均質的に抽出し、個別に通知・電話・訪問等による請求勧奨も実施してまいりました。

 なお、「内部告発」につきましては、平成21年3月に申立を受けた内容につき、第三者による客観・中立的な調査のため、外部の専門家(弁護士)に事実関係の調査を依頼してまいりましたが、現時点で「違法性は認められない」との所見を頂戴しております。

 お客さまのご契約の内容、保険金・給付金等のお支払いに関しまして、ご不明な点がございましたら、当社の営業職員、窓口、コールセンター等にお問い合わせください。
---以上、第一生命「本日の一部報道について」---

---2010/3/28 asahi.com 記事---
第一生命、不払い隠し2万件超 金融庁に内部告発
2010年3月28日3時3分

生命保険大手の第一生命保険で、「大量の保険金不払いを幹部が隠している」と複数の職員が会社側や金融庁に内部告発している。診断書をもとに支払える可能性が高い案件を少なくとも2万件以上、数十億円分は把握していたが、該当する契約者に具体的に案内しなかったという。金融庁も調査している。

 第一生命を含む生保各社は2007年2月に金融庁から過去5年分の不払い調査を命じられた。各社は不払いの可能性のある案件を洗い出し、該当契約者に通知。契約者からの請求を受け、不払いかどうかを確定して支払った。

 内部告発が問題にしたのは、病院で治療を受けて保険金を請求した契約者が、過去に別の病院で治療を受けていた事例の扱い。調査の中で診断書の治療歴を点検したところ、他病院での手術や入院について保険金を払える可能性がある案件が2万件以上判明したが、部長級の幹部が、個別の請求案内はしないと判断したという。この幹部らは、本社の会議で「案内を他社よりも突出して多くするな。件数が多いと耐えられない」などと発言していたとされる。

 第一生命が調査終了後の07年10月に発表した不払いは、件数が約7万件で国内大手4社の中で最少。金額は189億円で最高だった。

 職員は昨年3月に当時の複数の役員に、保険問題に詳しい阿部哲二弁護士を通じて文書で告発。金融庁にも内部資料とともに公益通報をした。別の職員も今年2月に金融庁に公益通報している。

朝日新聞の取材に対し、第一生命は「調査は適切だった。全契約者向けに注意喚起の文書も送っている」としている。ただ、診断書に他病院の治療記録がある案件で個別の請求案内をしなかったことは認めており、今後、事実上の再調査をする方針という。

第一生命では今回の件とは別に、「通院給付金」の一部でも個別の請求案内をしていなかったことが08年6月に発覚している。(*2)

---以上、asahi.com記事---

---2010/3/28 ブルームバーグ 記事---
第一生命:2万件の保険金不払い隠しとの報道否定、隠ぺいの事実なし  2010/03/28 17:06

 第一生命保険幹部が保険金不払いを隠ぺいしていると内部告発があったとの報道について、同社広報担当の新子真正氏は「幹部による隠ぺいの事実はない」とし、「少なくとも2万件以上」と報じられた隠ぺいの件数についても「根拠のない数字」だと指摘した。

 また、内部告発の具体的な内容については、告発者保護の目的で明らかにできないと話した。

 朝日新聞は28日付朝刊で、第一生命の複数職員が「大量の保険金不払いを幹部が隠している」と、会社側や金融庁に内部告発していると報じた。同社の部長級幹部が、少なくとも2万件以上、計数十億円相当の保険金支払いの可能性が高い案件を把握していたにもかかわらず、契約者に請求の案内をしなかったと伝えている。

 金融庁広報室の油布志行室長はブルームバーグ・ニュースの取材に対し「正式に発表できるものはまだ何もない」と答えた。
---以上、2010/3/28 ブルームバーグ 記事---


---2010/3/29 ロイター 記事---
第一生命に保険金不払い隠しとの内部告発、会社側は否定
2010年3月29日19時 20分

[東京 29日 ロイター] 第一生命保険が保険金の不払いを隠しているとの内部告発があり、金融庁が調査する方向であると関係者が29日、ロイターの取材に対して語った。 

 内部告発者は、第一生命が社内調査を通じて保険金の支払い可能性がある案件を把握しながら故意に支払請求の案内をしていなかったとしている。これに対し、第一生命は「大量の保険金の不払いを隠している事実は一切ない」「外部の弁護士から違法性は認められないとの所見を得ている」と反論している。 

 金融庁は2007年、生保各社に対し過去5年分の支払い漏れ件数や金額を調査・報告するよう命じた。これを受け、各社は調査を実施。不払いの可能性のある契約者にその旨を通知し、契約者からの請求によって不払いが確定した案件について支払いをした経緯があった。 

 内部告発者は、複数の病院で入院・手術などの治療を受けた契約者の保険金の支払いをめぐって、07年調査時の第一生命の対応を問題視している。内部告発者によると、第一生命は同調査の過程において、1)診断書の証明力は診断書を発行した病院以外の病院での治療にまでおよばないとする会社側の考え方、2)治療を受けた病院ごとに診断書を用意して請求すれば保険金が支払われる可能性があること──について、該当する可能性を把握した契約者に対し故意に支払請求の案内などの通知をしなかったという。内部告発者は金融庁などに公益通報をしており、関係者によると金融庁はこの内部告発について調査する方向。 

 第一生命は、07年の社内調査に伴い、契約者のデータベースを構築。支払い可能性があると判断される事案を抽出した上で、個別の通知や電話、訪問などを通じた請求勧奨や、全契約者に保険金の支払いについて解説した冊子を送付するなどの取り組みをしており「案内漏れがあったとは考えていない」(同社広報)としている。病院ごとの保険金の支払い可能性については07年度以降の分を対象に、08年度から順次、案内しているとし、それより前の分にさかのぼって調査・案内するかは未定としている。外部の弁護士に事実関係の調査を依頼し、現時点で「違法性は認められない」との所見を得ているとしている。
---以上、2010/3/29 ロイター記事---

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(*1) 「生保38社 保険金等不払い状況一覧(2)」

(*2)現役保険営業マンさんのブログ「生命保険徒然日記」、2008/6/27付け「第一生命が不払い調査をやり直す?6月25日付朝日新聞・朝刊が報道。」

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☆当ブログ 関連記事☆(H22年12月 加筆)
「第一生命に新たな不払い事例」平成22年11月
「金融庁、生保10社へ追加不払い報告指示」平成22年10月
「第一生命、新たな不払い判明」平成22年9月
「第一生命、不払い隠し2万件超」平成22年3月
「不払い10社、業務改善計画を提出」平成20年8月
「生保10社へ保険金不払いによる業務改善命令」平成20年7月
「生保38社 保険金等不払い状況一覧(2)」(平成19年12月)
「保険金等不払い発表に見る、生保6社情報公開度ランキング」(平成19年10月)
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