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第一生命、新たな不払い判明

平成22年(2010年)9月5日、asahi.comで、「第一生命、新たな不払い判明 一度調べた契約、再調査で」という記事がありました。

asahi.com記事によりますと、今回判明した不払いは、
(1)病院で治療を受けて保険金を請求した契約者が、過去に別の病院でも治療を受けていた分
(2)入院途中に保険金を請求して受け取った契約者が、その後も入院して治療を受けていた分、
などを中心に調べた結果のようです。

昨年以降、第一生命の複数の職員が「幹部が不払いを隠している。さらに数万件の不払いが存在する可能性がある」と金融庁に内部告発していた(朝日新聞、平成22年3月28日報道(*1))ことを受けて、社内調査した結果ではないかと考えられます。
内部告発で指摘された不払い内容と、今回第一生命が行った調査で判明した不払い内容が、同じです。
第一生命は、あくまでも「自主調査」としているようですが。

平成19年に行われた不払い調査結果では、第一生命の不払いは、約7万件、189億円でした。この件数・金額は、生保38社中、不払い件数は6番目だったものの、不払い金額は第1位でした。(*2)

第一生命は、平成19年(2007年)の不払い調査結果発表以降、平成20年6月25日にも、通院給付金の一部が不払い調査対象から除外されていたことが朝日新聞で報道されています。(*3)

平成22年3月28日の朝日新聞では、内部告発の内容として「(第一生命)の幹部らは、本社の会議で「案内を他社よりも突出して多くするな。件数が多いと耐えられない」などと発言していた」とされています。

これだけ、不払い調査漏れが出てくると、内部告発者が言っていたという"意図的な不払い隠し"があったと勘繰られても仕方ないのではないでしょうか。

第一生命HP「第一生命からのお知らせ」というコーナーに、平成22年7月18日付けで「本日の一部報道について」というお知らせが掲載されています。(*4) このお知らせの内容は、「不払い問題発覚後、行政処分での有利な取り扱いを議員に働きかけた疑い等があるという朝日新聞の報道に対して、「事実が曲解されており、誠に遺憾」、「朝日新聞に対して抗議文を送付」した」という内容です。
この「お知らせ」は、7月18日に掲載後、9月になってもHPに掲載され続けています。
一方、平成22年3月28日付けで同社HPに掲載された、内部告発による新たな不払い発覚に関する同社の見解を示した、「本日の一部報道について」は、4月上旬にはもう消されていました。(*1)
このような対応ぶりから、内部告発による新たな不払い発覚は、会社としても後ろめたいところがあったのではないかと勘ぐっています。

第一生命は、「お客様を第一に」という「品質保証宣言」とやらをしているようですが、私はこの宣言をとうてい信用することはできません。
なぜ内部告発を受けなければ不払い漏れが出てこないのでしょう。


ところで、朝日新聞は、第一生命の一連の不払い調査漏れ報道を行っています。この姿勢は評価しています。
かつては、全面広告を出してくれる"お得意様"であるアリコジャパンに関しては、腰が引けた報道しかしていないと感じていました。(*5) これは、"お得意様"に対しては遠慮してしまうためだという気がします。
第一生命に対しては、アリコジャパンに対してほど、腰が引けていません。

朝日新聞には、今回第一生命が行った"自主的な"調査の結果、不払い件数・金額がどれほどになったかについても、しっかり報道してもらいたいと思います。

-------------------------
(*1) 第一生命、不払い隠し2万件超(平成22年3月報道)

(*2) 生保38社 保険金等不払い状況一覧(2)(平成19年12月)

(*3) 平成20年(2008年)6月25日、朝日新聞 朝刊、1面及び13面に掲載
  1面「不払い調査 数万件除外 第一生命、通院保険の一部」
  13面「第一生命 なぜ調査対象限定 支払い漏れ 連絡も消極的」
 -記事概要-
  第一生命は、平成19年に行った過去5年分の不払い調査の際、入院前の通院給付金を請求したことのある契約者は、対象から外していた。「一度でも請求していれば契約者が請求範囲を把握しているので漏れはない」と解釈したという。
 通院給付金で調査した約14万件についても、支払い漏れを自分で判断して請求するよう呼びかけただけだった。診断書から支払い漏れを把握できても、手続きはとっていなかった。社内関係者は「件数を少なく見せるため、あえて十分な調査や支払の努力を怠った」と証言している。

(記事全文は、現役保険営業マンさんのブログ「生命保険徒然日記」、2008/6/27付け「第一生命が不払い調査をやり直す?6月25日付朝日新聞・朝刊が報道。」に掲載されていました。)

(*4) 第一生命「本日の一部報道について」平成22年7月18日

 本日の朝日新聞におきまして、「不払い問題発覚後、行政処分での有利な取り扱いを議員に働きかけた疑い」あるいは「生保業界の政界工作疑惑が浮かび上がった」などとする報道がなされました。
当社は、国会議員に対して、行政処分での有利な取り扱いの働きかけを行ったという事実は一切ございません。また、それを目的としたパーティー券の購入や会合の実施等の不適切な取り扱いについても一切ございません。
当社は、国会議員のパーティー券の購入に際しましては、政治資金規正法の趣旨を踏まえ、社会情勢、経営状況等を総合的に勘案し、慎重に検討した上で決定しております。また、国会議員や議員秘書との懇親を目的とした会合の実施につきましては、当社の社内規定に基づき適切に対応しております。
平成18年以降、当社は一貫して、保険金支払い等をめぐる問題に関わる取組内容等について、お客さまをはじめとする関係各方面へのご説明に努めてまいりましたが、その一環として、国会議員にも取組内容や考え方をご説明したことがありました。これに対し記事では、あたかも国会議員に有利な取り計らいを求めて不適切な働きかけを行ったかのように事実が曲解されており、誠に遺憾であります。
当社は、本日、朝日新聞に対して抗議文を送付いたしました。
 以上

(*5) アリコジャパンはオイシイ買物か?(2)(平成20年10月)

(*6)「第一生命、新たな不払い判明 一度調べた契約、再調査で」2010年9月5日3時2分 asahi.com
 生命保険大手の第一生命保険は4日、契約者に保険金や給付金を支払っていない「不払い」が新たに見つかったことを明らかにした。社内調査により、2007年に金融庁から命じられて一度調べた約429万件の契約の中から、当時見つけた約7万件(計189億円分)以外に、不払い例が出てきた。同社は調べを進め、不払いを確認できた契約者に保険金を支払う方針だ。 

 不払いの恐れがあると判断した契約者の一部に案内状を郵送し、過去に治療を受けた病院の診断書などの提出を求め、調べたところ確認できた。

(1)病院で治療を受けて保険金を請求した契約者が、過去に別の病院でも治療を受けていた分(2)入院途中に保険金を請求して受け取った契約者が、その後も入院して治療を受けていた分、などを中心に調べているという。

 第一生命の不払いをめぐっては昨年以降、複数の職員が「幹部が不払いを隠している。さらに数万件の不払いが存在する可能性がある」と金融庁に内部告発していた。

 第一生命は、07年以降、全契約者向けに冊子を送るなどして「不払い」を確認できた例もあるとし、今回新たな不払いが分かったのは「自主的に調査するなど改善を進めてきた結果だ」と主張している。一度調べた中から不払いが見つかったことについては「07年の調査は時間や人員が限られる中で最大限行ったが、確認できなかった」と説明している。
 ---以上、2010年9月5日3時2分 asahi.com---

 -------------------------------
<当ブログ 関連記事>(H22年12月加筆)
「第一生命に新たな不払い事例」平成22年11月
「金融庁、生保10社へ追加不払い報告指示」平成22年10月
「第一生命、新たな不払い判明」平成22年9月
「第一生命、不払い隠し2万件超」平成22年3月
「不払い10社、業務改善計画を提出」平成20年8月
「生保10社へ保険金不払いによる業務改善命令」平成20年7月
「生保38社 保険金等不払い状況一覧(2)」(平成19年12月)
「保険金等不払い発表に見る、生保6社情報公開度ランキング」(平成19年10月)
 
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