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低解約返戻金型収入保障保険は契約すべき?(25歳、独身男性)

<<質問・原題:加入検討中の生命保険(収入保障保険、解約返戻金付き)につきアドバイス戴きたく>>
            質問日:2012/4/29

加入検討中の生命保険(収入保障保険、解約返戻金付き)につきアドバイス戴きたく思います。
25歳男性未婚、大企業勤務で年収800万円程度、30歳頃に結婚しようと考えており将来は生命保険加入必須と考えています。

現在加入検討中の生命保険の保険条件概要は以下の通りです。

・保険会社:プルデンシャル生命
・保険商品名:解約返戻金抑制型家族収入保険
・保障内容:85歳までの保障、保険金額10万円/月
 死亡(高度機能障害)時より、被保険者が生きていた場合85歳となるまで、毎月10万円を遺族へ支払。つまり、加入時は10万円 x 12か月 x 60年間 = 7200万円の保障、55歳時は10万円 x 12か月 x 30年間 = 3600万円の保障。
・保険料:1万3800円/月 = 年間約16.6万円
・解約返戻金:55歳迄は0円、55歳で解約した場合520万円の解約返戻金有。55歳時に解約することを前提とした場合、30年間の払込保険料合計約500万円に対し520万円の返戻金であり、返戻率は100%を超えている。

一方、現在ではなく30歳時に同様の保険に加入した場合も見積もってもらったところ、
・保険料:1万9300円/月 = 年間約23.2万円
・解約返戻金:55歳迄は0円、55歳で解約した場合380万円の解約返戻金有。25年間の払込保険料合計約580万円に対し380万円の返戻金であり、返戻率は約66%。

若い内ほど保障が厚く、年々保障が薄くなっていく設計の保険がリーズナブルだと考え営業マンに相談し、上記の内容の提案を受けています。
そして、30歳の時点で入るより若い今入った方が解約返戻金が多くて得ですよ、と現在の加入を強く勧められています。

現在未婚ですので現時点で死亡保険は必要ありませんが、現在加入すれば上記の様に返戻率が高く、25歳~30歳間の払込保険料約83万円との見合いでも現在加入の方が割は良いです。

月1万5000円程度の流動性ならば耐え得る・将来何か死亡保険には入るつもり・現在~30歳に不健康になり生命保険に入れなくなるリスクを回避出来るという意味でも、今加入することにかなりの魅力を感じています。

しかし一方で、55歳迄は解約返戻金が出ない設計ですので、長期間Bindされることに対する不安を拭い去れていないことも事実です。

具体的な懸念事項としては以下です。
Q:このような設計の保険(徐々に保障額が減っていく設計)はリスクヘッジに十分なのか
Q:月10万円の保障は十分なのか
Q:55歳で解約すると無保険になるが他に保険が必要か
Q:この保障内容で月1万4000円程の保険料は適正水準か
Q:なにか他に考えるべきリスクを見落としていないか

上記懸念事項に留まらず、現在この保険に加入することにつき賛成・反対等広くコメントを戴けると幸いです。

<<回答 >>  2011/4/30(ハンドルネーム ucosmos_fc2 で回答しています。)

保険契約するのは、一般的には、何かあった時にお金に困るからです。
現在ご検討中の死亡保障保険は、遺族のための保険です。社会保障制度(遺族年金 等)や自分の手持ち金(貯蓄等)で足りない分を補う必要がある度合いに応じて、保障額が決まります。

生命保険での必要保障額は、
〔保険で備えるお金〕=〔被保険者死亡後にかかるお金〕-〔準備できるお金〕
と計算されます。
(「goo保険-保険の必要保障額は?」より
http://hoken.money.goo.ne.jp/seiho/choice/hituyo

:このような設計の保険(徐々に保障額が減っていく設計)はリスクヘッジに十分なのか
⇒収入保障保険は、一定期間の死亡保障をする定期保険の一種です。
例えば、お子さんが成人するまでの間、民間生命保険の保障を加えたいといった場合に適しています。
このような場合、必要な保障額は年々減少していきます。(0歳のお子さんが18歳になるまで、生活費10万円が不足するリスクに対処するためであれば、契約当初は「10万円×12月×18年」の保障。契約10年後は、「10万円×12月×8年」の保障があれば足りることになります。
減少していく必要保障額に合わせて、保険の保障額も減っていくこの保険は、とても合理的な保険です。
ですので、この保険の特性を踏まえて活用するのであれば、必要なリスクヘッジができると言えます。

:月10万円の保障は十分なのか
⇒現在の「独身」という状況であれば、十分というより"過剰"です。
ご結婚後についてはわかりません。質問者さんが亡くなった後、ご遺族がどれくらいお金に困るかが現時点ではわからないからです。
先に記載したとおり、民間生命保険は、社会保障制度(遺族年金 等)や自分の手持ち金(貯蓄等)で足りない分を補う必要がある度合いに応じて、保障額が決まります。
大手企業にお勤めということですから、万一の死亡退職金も出ることでしょう。
また、これから、貯蓄も増えていくことでしょう。
これらを踏まえて、足りるかどうかです。全てを民間生命保険で補おうと考える必要はありません。

既婚者、会社員の方の場合の、必要保障額の例示です。
http://ucosmos.blog95.fc2.com/blog-entry-11.html
http://ucosmos.blog95.fc2.com/blog-entry-218.html

:55歳で解約すると無保険になるが他に保険が必要か
⇒民間生命保険の役割は、契約で決められたお金(保険金)を払うということだけです。
民間保険で備えるべきお金が必要なければ、他の保障は不要です。
その時までに必要な貯蓄があれば、民間生命保険など不要です。

:この保障内容で月1万4000円程の保険料は適正水準か
⇒三井住友あいおい生命の収入保障保険で、同じような条件で設定できる商品があるようです。
http://www.msa-life.co.jp/lineup/syunyu/
この商品で同条件で設計してもらって、比較をしてみたらいかがでしょうか。

:なにか他に考えるべきリスクを見落としていないか
⇒「30年間の払込保険料合計約500万円に対し520万円の返戻金」をもらうために-たった20万円のために-、30年間ずっと毎年約17万円を払い続けなければならないリスクを負うことです。
個人的には、民間保険での保障額は必要最低限にし、払い続けられなくなるリスクを小さくしたほうが良いと考えます。
以下の記事中、流通科学大学の田村教授の言葉がご参考になると幸いです。
「わからないものにお金を払ってはいけない」
http://ucosmos.blog95.fc2.com/blog-entry-77.html

「現在~30歳に不健康になり生命保険に入れなくなるリスクを回避」するためなら、何も80歳までの保障にする必要はありません。
25歳、男性、月10万円保障、55歳まで保障、55歳まで払込
という条件で、ネクスティア生命という会社の「カチッと収入保障」という商品であれば、
月額保険料は、2410円です。30年間の保険料支払額は約87万円です。

25歳、男性、1000万円保障、10年間保障、10年間払込
という条件で、オリックス生命の「ブリッジ」という商品ですと、
月額保険料 1129円。10年間の支払保険料は、約13万円です。

30年後のたった20万円(520万円-500万円)などに惑わされず、月1万数千円を将来のご自分への投資に回されることをお勧めします。健康で、より良く働き続け、稼ぐこと。これが、保険商品などよりずっと有効な"保険"だと思います。(老婆心ながら)

(参考)
「社会保障制度のチカラ」
「低解約返戻金型保険と定期預金、どちらが利殖に有利?」

<<回答に対する質問者からのコメント >>
保障と貯蓄を峻別し、本保険商品の契約は見送りました。掛け捨て型の収入保障額を引き純積立分を算出して30年後に520万円となる場合の利回りを計算すると約3%、長期国債は約2%ですが解約リスク、低流動性、金利上昇の可能性、倒産リスク等を考えると魅力のある金融商品ではありません。同時に、公的保証への知識不足を痛感しました。大変勉強になりました。特にucosmos_fc2さんのご回答は具体例に富み端的だと感じました。

+++   +++
*この記事は、「yahoo知恵袋-保険」で私が回答した記事を転載しています。
*質問及び回答内容で、一部省略・変更・追加を加えた箇所があります。
+++   +++

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秋桜児

Author:秋桜児
初めて生命保険を契約してから○十年。
営業員に勧められるがままに保険契約してはいけないと分かってから、○年。
自分の二の舞になって欲しくないと願っている、妻子持ちの中年サラリーマン。
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