今回は、サラリーマンが医療保険に加入する場合、1日当たりいくらの保障(入院給付金の額)にしたらよいかについて考えてみます。
前回でお示ししましたように、医療保険で1日入院当たりいくらの入院給付金額にするかは、
(A)入院中に確保できる収入(1ヶ月) − (B)入院に関する費用(1ヶ月) −(C)入院中に確保すべき生活費(1ヶ月) = (D)入院時の1ヶ月当たりの持出し金額の式に当てはめて、「(D)入院時の1ヶ月当たりの持出し金額」がいくらになるかを目安するというお話をしました。
【事例1】
・山田太郎さん(35歳)会社員、月給手取り30万円(内、残業代3万円)、有給休暇残30日、
1ヶ月生活費:25万円(食費5万円、光熱水料3万円、教育費3万円、住宅ローン6万円、電話代1万円、雑費3万円、夫こづかい3万円、妻へそくり1万円)、残額5万円は余裕金として貯蓄へ。
・妻 花子さん(32歳)専業主婦、第1子(小学校2年)、第2子(幼稚園)
・夫は隣の駅(片道運賃200円)近くにある△△病院に胃がんで入院。差額ベッドは使わず。
・妻・花子さんは、第1子の同級生がいる佐藤はる子さんに子どもを預かってもらい毎日 夫の面会へ。休日は家族で面会へ。
《
1ヶ月入院の場合》
(A)入院中に確保できる収入
27万円(B)入院に関する費用
14.5万円(高額療養費適用)
内訳:治療費9万円、入院食事代2.4万円、面会交通費1.5万円、パジャマ代など1.6万円
(C)入院中に確保すべき生活費
19万円(夫こづかい不要、妻へそくり中止、夫不在により食費・電話代等でも不要額が有り)
(D)
入院時の持出し金額1ヶ月当たり6.5万円 1日当たり2千円。
《
2ヶ月入院の場合》
(A)入院中に確保できる収入
44万円(1ヶ月目27万円+2ヶ月目17万円(給与の約6割))
(B)入院に関する費用
27万円(高額療養費適用)(1ヶ月目14.5万円+2ヶ月目12.5万円)
2ヶ月目内訳:治療費8万円、入院食事代2.4万円、面会交通費1.5万円、テレビ代など0.6万円
(C)入院中に確保すべき生活費
38万円(1ヶ月目19万円+2ヶ月目19万円
(D)
入院時の持出し金額2ヶ月で21万円(1ヶ月目6.5万円+2ヶ月目14.5万円)
1日当たり3500円。
【まとめ】
今、多くの病気が平均入院日数30日以内のようです。
山田さんの例ですと、
仮に60日入院することになっても、持出し金額は20万円程度です。
20万円の貯蓄を入院費に充てることができれば、医療保険がなくても生活費に支障をきたすことは全くありません。
医療保険に加入する場合でも、計算上では、それほど多額の入院給付金設定は必要なさそうです。
(
参考1) (
参考2)
医療保険加入の参考にしていただければ幸いです。
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