平成19年5月6日、朝日新聞朝刊に「
保険不払い どう考える」
というテーマで3人の識者に話を聞いた記事が掲載されていました。
今年4月に生保各社から発表された、44万件、360億円にものぼる支払い漏れ等の事態。
このような事態が起こった原因とその対策などが書かれています。
今回の朝日新聞の記事には、私たち保険契約者にとって示唆に富む話がありました。
●内藤 眞弓さん(ファイナンシャルプランナー)
『まず貯蓄、加入は目的絞って』・給付条件を理解できない保険に入るのはやめたほうがいい。
漠然とした不安で契約を増やしても、請求できなければ入っていないと同じだから。
・
貯蓄は入院費用にも、生活費や介護、教育費用にも充てられる
「最高の保険」だ。
・絶対に必要な医療費の多くは、公的保険でカバーされている。
・複雑な医療保険をイメージで売るという現在の路線が続く限り、今後も不払いがなくなることはないだろう。
・
自分や家族が給付条件を理解して
使いこなせる保険にしておくこと。
わからないものにお金を払ってはいけない。
●植村 信保さん(格付投資情報センター 格付本部チーフアナリスト)
『「売れば終わり」を転換せよ』・生保は「保険は売れば終わり」という意識が強かった。
・生保は価格競争を避けるため、特約を次々開発し、「付加価値」を高めたパッケージで販売するようになり、商品内容を複雑にした。
・商品知識が乏しい営業職員が多く、複雑な保険商品を消費者に正確に理解してもらうのが困難だった。
・生保各社は「顧客不在の付加価値戦略」という従来の経営から顧客中心の経営へ見直しを迫られている。
・保険商品は内容の簡素化やわかりやすさを追求すべき。
・「比べて買う」という当たり前のことが、保険の場合、非常に難しい。商品の基本的な項目だけでも、容易に比較できるようにすべき。
・消費者は、
漠然とした不安感から保険契約せず、自分のどのリスクに保険を掛けるのかを明確にしたい。
●田村 祐一郎さん(流通科学大学教授)
『国はリスク感覚磨く支援を』・保険の目的はいざというときの保障を買うもので、商品の基本は「掛け捨て」。
・だが、日本人は「何も起きなかったら掛け捨ては損」との意識が強く、保険を「貯蓄の一種」に変質させてきた。
・このことは、リスクに応じて保険を上手に使いこなす能力を身につけることを阻んでしまった。
・不払いがおきるのも、保険の目的と商品の特性をきちんと理解する文化が育ってこなかったことも一因。
・社会保障制度への不安から、自助努力として民間生保に加入しているという見方があるが、
最大の自助努力は、運動や食事制限の習慣を付け、禁煙するなどして疾病リスクを自ら減らしていくこと。保険はその次に当てにするもの。
・国は、保険会社が商品の情報提供を適切に行うよう支援を強めるなど、商品選択への支援に絞り、自助努力の意識を伸ばすことに努力すべき。
○皆様のご参考になりましたでしょうか。
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たくさん特約いらないよーって言ってたけど、たくさん特約つけていて全部使う事になった訳ですから、何が
あるか分からないのが人生です。保険が、大嫌いな人が
ご主人を50前の若さで無くして、途方にくれるなんてのも目の前で見るとなんともかんとも、子供4人どーすんのです。自助努力って言ったって、残業時間ばかり
多くて、手当てなし。さからえば吹っ飛ばされる日本の
大方の企業戦士には、ちと可愛そうな言葉かもです。